• ヒップな生活革命ideaink 11
    ヒップな生活革命
    佐久間裕美子

    アメリカ人の意識が、大きく変わり始めた。抜群においしくなったコーヒー、「買うな」とうたう企業広告、地元生産を貫くブランド、再燃するレコード熱……サブプライム金融危機を受け、新たなる「ヒップスター」たちが衣食住の各所で変革の波となり、大企業主導の社会の中で独立した場所を広げている。私たちは無力ではない。ニューヨークに住みアメリカ文化を追い続けてきたライターが、現地で進化する「生き方の革命」をレポートする。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第11弾。

  • 本の逆襲ideaink 10
    本の逆襲
    内沼晋太郎

    出版業界の未来は暗いかもしれないが、本の未来は明るい。本はインターネットもスマホもSNSもイベントも、すべてのコンテンツとコミュニケーションを飲み込んで、その形を拡張していく。「本と人との出会い」を作る型破りなプロジェクトを次々と立ち上げ、話題の新刊書店、下北沢「B&B」でメディアとしての本屋を実験する若きブック・コーディネーターが、新しい本の可能性を指し示す。形が見えないからこそ、明日の本も本屋も面白い。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第10弾。

  • ファッションは魔法ideaink 09
    ファッションは魔法
    山縣良和+坂部三樹郎

    ファッションの魔法を取り戻す。1秒でも着られれば服になり、最大瞬間風速で見る人を魅了し世界を動かす。物語を主人公に巨大な熊手のコスチュームで秘境の祭りを出現させる山縣。ファッションショーと音楽ライブを合体させ、アニメやアイドルを題材に日本の可能性を探る坂部。「絶命展」でファッションの生と死を展示して大反響を呼び、自らのやり方でクリエイションの常識を覆してきた2人の若き旗手が、未来の新しい人間像を提示する。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第9弾。

  • SUPERな写真家ideaink 08
    SUPERな写真家
    レスリー・キー

    ネバー・ストップ・ドリーミング。幼くして両親を失い工場で働き、ユーミンに会うため夢の国・日本へ来たシンガポール人写真家レスリー・キー。何も持たないマイノリティだった青年が、採算度外視でアジアのスター300人、東京の1000人を撮り、写真展に5万人を動員する。男性ヌード写真をめぐる逮捕劇を乗り越え、スーパーポジティブな情熱で愛と希望を撮って人を動かす写真家による、夢見て実現する日本人へのエール。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第8弾。

  • 日本をソーシャルデザインするideaink 07
    日本をソーシャルデザインする
    グリーンズ

    社会の問題を楽しく解決する「ソーシャルデザイン」の種は、日本で花開き世界に羽ばたく。月間読者15万人のウェブマガジン「グリーンズ」がおくる、未来をつくるためのグッドアイデア集・第2弾。ホームレス問題と放置自転車問題を一挙に解決する女子大生、おばあちゃんと子育てママが共に働ける工房、現地の要望に応える寄付プラットフォーム……など、今回は日本発の事例を中心に紹介。三原寛子、遠山正道、駒崎弘樹、ケーシー・カプロウ各氏のインタビューも収録。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第7弾。

  • 世界婚活ideaink 06
    世界婚活
    中村綾花

    ガラパゴス化した「結婚」のプレッシャーから抜け出そう。「日本に相手がいなければ、世界で探せばいい」と発想を大転換し、日本を飛び出した一人の女性がいた。アメリカ、韓国からバングラデシュ、モロッコ、フランスまで恋愛リサーチ&婚活の旅を続け、ついにパリでゴールイン。日本と世界の「モテ」はこんなにも違う。閉塞した日本の恋愛に大きな風穴を開ける若きラブジャーナリストの奮闘記。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第6弾。

  • 外食2.0ideaink 05
    外食2.0
    君島佐和子

    情報化の時代、人は「おいしさ」だけを味わいに飲食店へ行くわけではない。小さなバルの空間が、北欧など世界の辺境が、美食を追求する料理人の技術が、社会性を意識した店が、「おいしさ」を絶えず更新する。激しく変化する「食」を楽しむために必要な知恵とは何か? 作り手の視点で食のトレンドを発信し続ける『料理通信』名物編集長が、食欲の最前線に立って新しい「味わう技術」を伝える。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第5弾。

  • 非道に生きるideaink 04
    非道に生きる
    園子温

    こんなの映画じゃない。『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』『ヒミズ』……性・暴力・震災など現実に切り込む衝撃作で賛否両論を巻き起こし続け、最新作『希望の国』では日本最大のタブー、原発問題に真っ向から挑んだ鬼才映画監督・園子温(その・しおん)。社会の暗部を容赦なく明るみに出す刺激の強すぎる作家が「映画のような」壮絶な人生とともに、極端を貫いて道なき道を生き抜いた先の希望を語る。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第4弾。

  • 芸術実行犯ideaink 03
    芸術実行犯
    Chim↑Pom(チン↑ポム)

    美術館で拝むだけがアートではない。アートは社会のリアルに切り込むための「武器」である。原爆ドーム上空に飛行機雲で「ピカッ」の文字を描き、事故直後の福島第一原発敷地内に放射能マークの国旗を掲げ、岡本太郎の巨大壁画に原発の絵を付け足す。現代日本のアートシーンで最も物議をかもしてきたアーティスト集団Chim↑Pom(チン↑ポム)が自由を新たに塗りかえる。世界のアートの動向と共におくる生き方としての美術入門。「これからのアイデア」をコンパクトに提供する新シリーズ〈アイデアインク〉第3弾。

  • ソーシャルデザインideaink 02
    ソーシャルデザイン
    グリーンズ

    毎日の暮らしも世界の問題も、たったひとつの思いつきで「楽しく」変えられる。おばあちゃんを元気にするニットブランド、街を賑わす「うわさ」の貼り紙。月間読者12万人、毎日更新されるいま大注目のウェブマガジンを営むグリーンズが、社会を変えた伝説のアイデアを世界中から紹介。これからの街づくり、子育て、エネルギー……「自分ごと」で未来の社会をつくるためのヒント集。話題の実践家、山崎亮、山口絵理子、井上英之各氏のインタビューも収録。「これからのアイデア」をコンパクトに提供する新シリーズ〈アイデアインク〉第2弾。

  • 情報の呼吸法ideaink 01
    情報の呼吸法
    津田大介

    ツイッターの第一人者で「tsudaる」という流行語を生み、フォロワーは20万人弱、ソーシャルメディアの最前線を疾走する。メディア・アクティビスト津田大介による、超情報時代を楽しむための情報の「吸い込み方と吐き出し方」。フォロワーの増やし方から、信憑性のはかり方、アイデアを生む「連想ゲーム」術まで。発信しなければリターンはない。情報というガソリンを取り込んで、人を巻き込み、変化を引き起こすための行動型情報入門。「これからのアイデア」をコンパクトに提供する新シリーズ〈アイデアインク〉第1弾。

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まもなく、アイデアインク第11弾、NY在住のライター・佐久間裕美子さんによる『ヒップな生活革命』が7月11日に発売です。
「ブルックリン」「ポートランド」とよく言われますが、その背景にはこういう人たちの思想があり、価値観の文脈があったのだ、とわかる1冊です。

アメリカ人の意識が、大きく変わり始めた。抜群においしくなったコーヒー、「買うな」とうたう企業広告、地元生産を貫くブランド、再燃するレコード熱……サブプライム金融危機を受け、新たなる「ヒップスター」たちが衣食住の各所で変革の波となり、大企業主導の社会の中で独立した場所を広げている。私たちは無力ではない。ニューヨークに住みアメリカ文化を追い続けてきたライターが、現地で進化する「生き方の革命」をレポートする。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第11弾。

『ヒップな生活革命』刊行記念イベントを2つ開催!
(※終了しました)

7月4日(金)20:30-22:00(開場20:00)
「働かされない働き方」
 佐久間裕美子×若木信吾×柴田隆寛
 @渋谷・SHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERS
 料金:1500円(ドリンク付)
 
お申込み・詳細はこちら

7月6日(日)
12:00-14:00(開場11:30)
「新しいグローバル、新しいローカル」
 佐久間裕美子×若林恵×内沼晋太郎
 @下北沢・本屋B&B
 料金:1500円+ドリンク500円
 お申込み・詳細はこちら

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内沼晋太郎さんによる、一風変わった『本の逆襲』選書フェア、全国の書店さんで開催中です! 『本の逆襲』の中から30カ所を引用し、その内容に対応した本をコメントとともに挙げてくださっています。まさに『本の逆襲』と「本」そのものが一回りも二回りも拡張する新しいフェアの形! ぜひ書店店頭でご覧になってみてください。
togetterまとめ→ http://togetter.com/li/679035

開催中の書店(随時拡張中!)

東京堂書店神田神保町店
リブロ福岡天神店
ジュンク堂書店岡島甲府店
くまざわ書店ランドマーク店(横浜)
大垣書店イオンモールKYOTO店(京都)
ブックファースト京都店
大垣書店烏丸三条店(京都)
ジュンク堂書店仙台ロフト店
あゆみブックス仙台店
七五書店(名古屋)
啓文堂書店三鷹店
明林堂書店大分本店
早稲田大学生協戸山店
あゆみブックス早稲田店
一橋大学生協西ショップ
ヴィレッジヴァンガード津田沼パルコ店
スタンダードブックストア茶屋町店(大阪)
青山ブックセンター本店(東京)

選書リスト(内沼さんのコメントはぜひ書店にてご覧ください!)
[書名/著者名(敬称略)/版元名]

  • 本は読めないものだから心配するな/管啓次郎/左右社
  • 最低で最高の本屋/松浦弥太郎/集英社
  • おかしな本棚/クラフトエヴィング商會/朝日新聞出版
  • 本のれきし5000年(たくさんのふしぎ傑作集)/辻村益朗/福音館書店
  • 読書の歴史 あるいは読者の歴史/アルベルト・マングェル/柏書房
  • たのしい編集 本づくりの基礎技術 編集、DTP、校正、装幀/和田文夫、大西美穂/ガイア・オペレーションズ
  • 書棚と平台 出版流通というメディア/柴野京子/弘文堂
  • 那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々/宇田智子/ボーダーインク
  • インターネットを生命化する プロクロニズムの思想と実践/ドミニク・チェン/青土社
  • グロースハッカー/ライアン・ホリデイ/日経BP社
  • 集合知とは何か/ネット時代の「知」のゆくえ/西垣通/中央公論新社
  • 華氏451度/レイ・ブラッドベリ/早川書房
  • はじめての編集/菅付雅信/アルテスパブリッシング
  • マニフェスト 本の未来/ヒュー・マクガイア、ブライアン・オレアリ他/ボイジャー
  • ウェブとはすなわち現実世界の未来図である/小林弘人/PHP研究所
  • ブック・アートの世界 絵本からインスタレーションまで/中川素子、坂本満/水声社
  • 西洋の書物工房 ロゼッタ・ストーンからモロッコ革の本まで/貴田庄/朝日新聞出版
  • 人が集まる「つなぎ場」のつくり方 都市型茶室「6次元」の発想とは/ナカムラクニオ/阪急コミュニケーションズ
  • インフォメーション 情報技術の人類史/ジェイムズ・グリック/新潮社
  • 公共性/齋藤純一/岩波書店
  • 離島の本屋 22の島で「本屋」の灯りをともす人たち/朴順梨/ころから
  • 世界の夢の図書館/エクスナレッジ
  • つながる図書館 コミュニティの核をめざす試み/猪谷千香/筑摩書房
  • BABEL 1~3 (IKKI COMIX)/重松成美/小学館
  • 本屋図鑑/本屋図鑑編集部/夏葉社
  • サードプレイス コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」/レイ・オルデンバーグ/みすず書房
  • HAB 新潟/エイチアンドエスカンパニー
  • 街を変える小さな店 京都のはしっこ、個人店に学ぶこれからの商いのかたち。/堀部篤史/京阪神Lマガジン
  • MEDIA MAKERS 社会が動く「影響力」の正体/田端信太郎/宣伝会議
  • 編集者のように考えよう コンテンツマーケティング27の極意/レベッカ・リーブ/翔泳社
  • 切りとれ、あの祈る手を 〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話/佐々木中/河出書房新社

店頭ポップはこんな形です!右が『本の逆襲』の引用箇所、左がそれに対応する選書とコメント。

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まるでアルバムを出したミュージシャンが全国ツアーで回るように。
『本の逆襲』をひっさげて、内沼晋太郎さんが全国の書店で、地元の方々と「本の未来」について対話していきます。
お招きいただけるところも随時募集しております!

▶今後の最新スケジュール◀
【24】7月25日(金)函館蔦屋書店(北海道・函館)→詳細
【25】7月26日(土)くすみ書房(北海道・札幌)→詳細

▶これまでに行ったもの◀
2013年
【1】11月24日(日)
BOOKS AND PRINTS(静岡・浜松)→詳細
【2】11月27日(水)北書店(新潟・医学町通)→詳細
【3】12月11日(水)本屋B&B(東京・下北沢)→詳細
【4】12月20日(金)恵文社一乗寺店COTTAGE(京都・一乗寺)→詳細
【5】12月22日(日)スタンダードブックストア(大阪・心斎橋)→詳細

2014年
【6】1月12日(日)
ユメビトハウス(三重・伊勢)→詳細
【7】1月12日(日)ON READING(名古屋・東山公園)→詳細
【8】1月31日(金)ブックスキューブリック箱崎店(福岡・箱崎)→詳細
【9】2月1日(土)長崎書店(熊本・上通)→詳細
【10】2月2日(日)明林堂書店大分本店(大分)→詳細
【11】2月7日(金)本屋B&B(東京・下北沢)→詳細
【12】2月22日(土)アルトスブックストア(島根・松江)→詳細
        ★山陰中央新報でご紹介!
【13】2月23日(日)本の学校 今井ブックセンター(鳥取・米子)→詳細
        ★BSS山陰放送/日本海新聞でご紹介!
【14】3月29日(土)往来堂書店(東京・千駄木)→詳細
【15】4月5日(土)BOOK MARUTE(香川・高松)→詳細
        ★四国新聞でご紹介!
【16】4月12日(土) BIBLIOPHILIC&bookunion新宿(東京・新宿)→詳細
【17】4月13日(日)津金学校(山梨・北杜)→詳細
        ★山梨日日新聞でご紹介!
【18】4月19日(土)ジョウモウ大学(群馬・高崎)→詳細
【19】5月10日(土)せんだいメディアテーク・クレプスキュールカフェ(仙台)→詳細
【20】5月11日(日)モリブロ2014・ 岩手県公会堂26号室(盛岡)→詳細
【21】6
月1日(日)
ミチシオ祭アート&クラフト2014・片男波公園「健康館」多目的室(和歌山)→詳細
【22】6月8日(日)海老名市立図書館(神奈川・海老名)→詳細
【23】7月12日(土)READAN DEAT(広島)→詳細

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3月15日の朝日新聞土曜版be「フロントランナー」に『本の逆襲』の内沼晋太郎さんの記事が掲載です!本を作り届けることが必ずしも本の面白さを伝えるとは限らない。広義に視野を広げることと具体的な手触りとの間の往還運動が一貫した内沼さんのお仕事をあらためて認識できました。
記事はこちら

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まもなく、アイデアインク第10弾、内沼晋太郎さんの『本の逆襲』が発売です(12月11日以降書店店頭に)。全国の色んな書店さんを回りながら「逆襲」を企てていきたいと思っていますので、トークイベントやフェア、サイン本などを通じて、ともに「逆襲」していただける方々、ぜひ力をお貸しください!

内沼さんの「numabooks」の特設ページはこちら

出版業界の未来は暗いかもしれないが、本の未来は明るい。本はインターネットもスマホもSNSもイベントも、すべてのコンテンツとコミュニケーションを飲み込んで、その形を拡張していく。「本と人との出会い」を作る型破りなプロジェクトを次々と立ち上げ、話題の新刊書店、下北沢「B&B」でメディアとしての本屋を実験する若きブック・コーディネーターが、新しい本の可能性を指し示す。形が見えないからこそ、明日の本も本屋も面白い。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第10弾。

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『ファッションは魔法』を出版したばかりの、山縣良和さんと坂部三樹郎さんのイベント情報です!

11月30日(土) 17:00〜19:00
『ファッションは魔法』出版記念トークショー

会場:エスモード・ジャポン東京校
   東京都渋谷区恵比寿3-29-6/電話:03-5421-2232
出演:山縣良和、坂部三樹郎、宇野良子(司会:綾女欣伸)
料金:無料・予約制
(どなたでもご参加いただけます。トーク後に交流会あり)
★予約はこちらから★

刊行を記念して、本に込めた思いや、制作過程のこと、あるいは先日の「絶命展」のことなどを色々お話しいただく予定です!もちろん『ファッションは魔法』も販売します!

詳細:http://www.esmodjapon.co.jp/catnews/10447.html

12月3日(火)18:30〜
「絶命展」-新美編-

会場:国立新美術館 東京都港区六本木7-22-2
 18:30〜トークショー
(ゲスト:クールジャパン機構社長・太田伸之氏+山縣良和、坂部三樹郎
 19:30〜ファッションショー
料金:無料(どなたでもご覧になれます)

10月にパルコミュージアムで大反響を呼んだ「絶命展」が場所を国立新美術館に拡大して蘇る!ファッションの生命がまた生き返ります!

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10月にパルコミュージアムで行われた「絶命展」の記憶も生々しい、ファッションデザイナー山縣良和さん(writtenafterwards)と坂部三樹郎さん(mikio sakabe)の初の著書『ファッションは魔法』発売中です!

「ファッション」はお洒落な人たちだけのものではないし、ブランドショップや雑誌やクローゼットの中でじっとしているものでもない。ファッションには、がんじがらめになりつつある現実を抜け出し、変えるための「魔法」が宿っている。

海外に飛び出し、何度もバッシングを受けながらも、いきなり世界に到達するような前代未聞のクリエイションを成し遂げてしまった著者二人による、創造と学びの書。まったく新しい、笑いながら読めるファッションの本です!

ファッションの魔法を取り戻す。
1秒でも着られれば服になり、最大瞬間風速で見る人を魅了し世界を動かす。物語を主人公に巨大な熊手のコスチュームで秘境の祭りを出現させる山縣。ファッションショーと音楽ライブを合体させ、アニメやアイドルを題材に日本の可能性を探る坂部。「絶命展」でファッションの生と死を展示して大反響を呼び、自らのやり方でクリエイションの常識を覆してきた2人の若き旗手が、未来の新しい人間像を提示する。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第9弾。

山縣良和+坂部三樹郎『ファッションは魔法』に、内田樹さんから推薦文を頂きました!ありがとうございます。

「この本の書き手に共通するのは、できあいの世界標準にどうキャッチアップするかあたりをきょろきょろするよりも、自分が世界標準を設定しちゃえばいいんだ、という『コロンブスの卵』的な発想法です。これはリスクも高いけれど、当たるとすごいことになります。そんなすごいことになった二人の話。読むだけでわくわくします。」……内田樹さん


内田樹さんは、本書の168ページにも登場されています。ぜひご覧になってみてください!

「絶命展」中に大きな反響を呼んだ、デザイナー・村上亮太さんとオカンの話、以下が『ファッションは魔法』書籍版バージョン(本書第3章より)です!


オカンの愛情に向き合った服

 「絶命展」にも出品した新人デザイナーの一人について、印象的な物語があります。村上亮太君は1988年、兵庫県加古川市のごく普通の家庭に生まれました。彼のお母さんは手芸が趣味で洋服を手づくりし、幼い彼はそれを好んでよく着ていました。しかし、小学校に入ってから数日したある日、自分の服装を友達にバカにされます。そのとき初めて、友達の服装と自分の服装がどこか違っていることに気づくのです。周りの友達はカッコいジャージやトレーナーを着ているのに、僕はオカンが作ったクマやじゃじゃ丸のセーターを着ている。

 あまりにもバカにされ続けたので、彼はついに不登校になりました。どうして学校に行かないのか、オカンに何度も問い詰められても、なかなか理由を打ち明けられません。何日も経ってようやくわけを話したところ、オカンは彼にめちゃくちゃ謝まりました。そしてすぐに近所のスーパーに飛んで行き、友達が着ているような服を買ってきた。それでもやはりチョイスは間違っていたのだけれど……。

 それからというもの、彼はオカンが作った洋服をいっさい着なくなりました。と同時に、自分が着るものについて変に意識するようになった。それが彼の早熟なファッションへの目覚めだったのです。アルバイトをしまくった彼は、コム デ ギャルソン、マルタン・マルジェラなど、カッコいいブランド服に給料のすべてを注ぎ込みました。ファッションデザイナーになりたいという夢が自然に芽生え、大阪の専門学校へ入学。そうして服作りを学びます。

 その後上京した彼は、僕[山縣]の下でリトゥンアフターワーズのアシスタントをするかたわら、「ここのがっこう」へ通い出しました。そこで初めて、本格的に自分に向き合うことになるのですが、デザイン画を描いても描いても一向に思ったようなものができません。ファッションを通して自分が何をやりたいのか分からなくなり、とうとうスランプに陥ってしまいます。

 そんなある日、「結局、僕の根本にあるものって何なんだろう?」と考えた彼は、ふとオカンの作ったあの洋服たちを思い出しました。すぐにそれを東京のアパートに送ってもらい、先生や友達に見せると「かわいい!」と大好評。たしかにいま自分はこういう服を着たいのではと思った。それでも、まだ自分が何をやっていいかまったく分からなかったので、すがるような気持ちでオカンにデザイン画を描いてもらい、送ってもらうことにしました。最後に助けてくれるのは、オカンしかいなかったのです。学校の講評会でおそるおそる、届いた段ボール箱を開ける。するとそこにはこんな手紙が添えられていました。「あんまりちゃんと手伝いできんでごめんな 絵かいたりとか得意やないもんで 亮が満足出来る様なこと できんかったね」。

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 段ボール箱の中のスナック菓子やラーメンをかき分けると、色とりどりのたくさんのデザイン画が出てきました。これまた、みんなに大好評。何にも縛られない純粋なクリエイティビティが漲っていました。これを機会に、彼はオカンとタッグを組み、服作りを再開することを決めます。こうして、オカンと一緒に作り上げた、気取らない、けれど愛嬌のあるチャーミングな服の数々が完成しました。「オカンの才能ヤバい!」「村上より才能がある」「自分結局何やってんの?」 言葉と感情が溢れ出て、彼の目の前は一気に開けていきます。

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 村上君はオカンの感性と感情をファッションに注ぎ込みました。今の彼の仕事はオカンを応援すること。そう、彼がずっと長いあいだ表現したかったのは、幼い頃バカにされた、でもオカンの愛情がふんだんに注がれた、あの服の感覚だったのです。僕たちは彼の物語と制作プロセス、何より最後にできあがった服を見てたいへん心を打たれます。野暮ったくも、どこか大振りなデザインが新鮮です。僕たちはこういうものこそが、
正直で純粋なファッションのクリエイションなのではないかと思うのです。

 「絶命展」の会場で村上君は、オカンと、オカンと一緒に作った服を着たモデルたちと、記念撮影をしました。それはまぎれもなく、家族写真でした。

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スーパーポジティブな写真家レスリー・キーが初めて語る新刊『SUPERな写真家』。その発売を記念して行なわれる、映画館の大スクリーンを使った一晩だけのビジュアル・トークライブ! 何も持たずに「夢の国」日本に来た青年が、写真でムーブメントを巻き起こし逮捕劇を乗り越える、その全過程。愛と希望に溢れる数々の写真も大迫力のサイズでお楽しみください。『SUPERな写真家』も会場で先行発売します!

2013年9月26日(木)
19:30開場/20:00開演/22:00終演予定
@渋谷シネマライズ
(東京都渋谷区宇田川町13-17 ライズビル/tel. 03-3464-0051)
出演:レスリー・キー
料金:1600円均一(税込/全席指定)

★PeaTixにてチケット販売中★

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